管理人はつらいよ   
マンション管理最前線

 情報源 


  このサイトによく来られる方は、そろそろ「おかしい」と思うのではないでしょうか。「あなた、"管理人は孤独だ”とか”本社は何もしない””前職は流通関係”とかいいながら、なんでこの業界のこと、そんなにくわしいの?」と。

 ごもっともな疑問です。情報源があるのです。

 ”インターネット”、これもいまや重要な情報源です。ただし、真偽がはっきりしないものも多く、取捨選択に気をつけなければなりません。

 "他の管理人さん”、これは大事です。私の場合、いきなり畑違いの職場に入ってきたわけで、最初はとまどうことばかりでした。前任者からも教えていただいたものの、前職者が去ったあとは、聞く人がいません。清掃パートさんにもいろいろ教えていただきましたが、管理人業務となると不完全です。やはり、現場の人間が一番です。というわけで、近隣のマンションの管理人さんに声をかけて、四方山話などをしながらいろいろと教えてもらいました。しょっちゅう昼食をともにする人もいました。(残念ながらその人は激安給料に耐えられず辞めてしまいました)

 さて、一番有益なのは、”不動産屋さん”です。中古マンションを扱う業者が何社か、よく来訪します。その中に、私と同郷の人がいて、気があいました。ここの業者は実際良心的な仕事をしてくれるので、ひいきにしています。(「ペットOK」と書くときは、「ただし、規約遵守できる方のみ」と注意書きを入れてくれたり、こまめに連絡に来てくれたり、丁寧な営業をします) 分譲はせず、中古の売買のみの会社のため、建物の瑕疵についてもきちんとチェックします。(四井のリハウスなど、分譲会社の子会社の場合、親会社の四井不動産の物件を扱う時に、その物件の悪いところは口に出せません) こういう営業マンは、いろいろなマンションのことを知っていますから、お茶などをのみながら教えてもらいます。「どこそこの部屋が競売になりそうですよ」という情報もいち早く教えてもらったりします。役に立つ存在です。

 それから、新聞の折込広告。新築中古、両方とも有効です。地域の不動産相場もわかるし、最近の新しい設備もわかります。管理費や修繕積立金、駐車場料金などもわかります。不動産業者ごとの傾向もわかります。(この広告は、上記の不動産営業マンも欲しがるので、時々あげています)

 このように、多種多様な情報源を元に知識を仕入れている次第です。


 


2003/4