管理人はつらいよ   
マンション管理最前線

 プレイロットの遊具 


  このマンションは、地方都市のマンションらしく、敷地のけっこう広いマンションです。子供たちが遊べる「プレイロット」というスペースもあります。提供公園ではないので、「公園」とは呼びません。

 このプレイロットもわりと十分な広さがあって、ブランコ、スベリ台、シーソー、象やカタツムリの置物(上に乗って遊べる)などがあります。いわゆる”遊具”といわれるものです。
 ここでちょっと悩みがあります。世間では「公園の箱型ブランコで死亡事故」とか「幼稚園の遊具に不良、ケガをした子供の親から訴えられる」などのトラブルが起きていますが、「そういうのがここでもありえるのではないか?」ということです。たまに、遊具を見て回ることはありますが、錆とか木が腐っているとか、「ちょっと危ないんじゃないか?」と思えるのがあるのです。組合さんには報告していますが、「修理しよう」とか「使用禁止にしよう」とか動いてくれません。私のしている点検にしても、ただ、素人の私が目で見ているだけで、とても「点検」といえるような代物ではありません。
 もちろんこういった遊具に関しては、ポンプ施設みたいに、機械の専門家による「設備点検」がされているわけもありません。築20年以上といえば、金属疲労もあるでしょう、それに子供の遊び方というのは想像のつかない激しい遊び方をしていることもあります。いつ壊れるかわかりません。(いつか、シーソーに中学生が10人乗っていたことがありました。折れるよ) 
 なんか事故が起きたら、管理員の責任だ、なんてことにならないといいのですが.......。

(長期修繕計画書の中にも、遊具のことは出ていないんです)

 砂場もあるんですが、はっきりいって犬猫のトイレと化していますので汚くて誰も利用しません。できれば、埋めてしまって欲しいです。

 サッカーボールやキャッチボールで遊ぶ子供がいますが、飛んだボールが誰かの部屋のベランダに入ってしまうことがあります。そういう時は、決まって「管理人さ〜ん」ときます。いちおう私から部屋の主に頼んで取り出してもらいますが、そんなことくらい自分でやるように親は躾けて欲しいです。

 それから、お菓子の包み紙捨てるなよ。ガムは言語道断。





2003/8