管理人はつらいよ
マンション管理最前線
老眼鏡 |
私はもともと客商売をしていたため、生来はズボラな男ですが、「お客様サービス」みたいなものを、この管理人業でも考えたりします。実は50歳が近づいてきて、私もついに老眼が進んできました。このパソコンもかなり離してモニターを見ています。文字も大きくしてます。このマンションも築20年以上ですから、ご老人の居住者がたくさんいます。そして、この管理人室では、住民にいろいろな資料を見せたり、必要書類に記入してもらう機会がずいぶんあります。(共済とか)
そんな時、お年寄りの中には「ごめん、メガネ忘れちゃった。メガネがないと見えないのよ。また後で来るわ」という人がいます。よく、郵便局や銀行では、「ご自由にお使い下さい」と、カウンター上に老眼鏡が置いてあるケースがあります。親切なサービスです。これを真似ました。今は、100円ショップで老眼鏡が買えます。さっそく、度数を変えて3種類の老眼鏡を買ってきました。机の引き出しに入れておいて、「ごめん、見えない・・・・」という時に、さっと取り出して、「これ使って下さい」と貸してあげます。なかなか好評です。おかげで、今までのように、「見えないんじゃ、しょうがないですね。私が代わりに書いてあげましょう」などということはなくなりました。自腹ですが、効果を考えれば、安い買い物です。(何でも自腹なんだよなあ)