管理人はつらいよ   
マンション管理最前線

 保護者は父親だろうに 


  今、佐世保の殺人女子小学生が話題になっています。小学生が人殺しをするとは、恐ろしい世の中になりました。小学生の犯罪ということで保護者にも注目が集っています。

 先日、誰かが火災報知器をいたずらして発報させる事件がありました。幸い目撃者がいたため、犯人はすぐに判明しました。マンション住民の小学生の男子がバットで殴ったようです。いたずら、というより犯罪です。しかし、小学生ですから、保護者名で始末書を書いてもらい、修理費用は全額弁償してもらうことで話がつきました。機械が壊れてしまったため、数万円かかる予定です。

 事件の翌日夜、その親はマンション中を回って、在室する居住者に対し「お騒がせしてすいませんでした」と謝罪行脚したそうです。親として、当然のことと思います。

 さて、ここで気になったのは、この家は両親共に健在です。それなのに、謝り回ったのは母親だけでした。夜であれば、父親が帰っているはずなのに、母親だけでした。肉筆の始末書を見ましたが、保護者名は父親となっているものの、字はどう見ても女性の字です。仕事で忙しいのかもしれませんが、父親が保護者なら、父親が始末書を書くべきではないでしょうか?

 その後の土曜日、夫婦二人で出かけるところを見ました。母親は、「管理人さん、先日はご迷惑かけました・・・・」と深く頭を下げて私にも謝罪しましたが、父親は横にボーっとして立ってるだけ。言葉は出ません。この父親、保護者としての自覚はないのでしょうか?

 こんな父親だから、息子がひどいことするんじゃないのか? と勘ぐってしまいました。ちなみに、この父親、茶髪です。加えて、駐車違反よくします。



2004/6