管理人は超つらいよ　　　
マンション管理最前線

ボランティア活動　　高齢者のゴミだし援助

　仕事で市役所へ行ってきました。頼んだ書類が出来上がるまでの時間、掲示板やらなんやらを覗いていました。「ボランティア募集」のコーナーを見ていたら、「ゴミ出しボランティア募集中！」という見出しが目に入りました。ゴミに敏感な管理人としては、「ゴミ出し？　なんじゃそりゃ？」と思い、ポスターの中身をよく読むと。


＜ゴみ運びボランティア＞・・・
　体の弱ったお年寄り（一人暮らし、または、高齢者夫婦だけの世帯）にとって、「粗大ゴミを指定場所に運ぶ」ことはとても無理です。そんなわけで、重い箪笥とか、そういった粗大ゴミを自宅から離れた指定場所まで運んであげる人が必要なんです。ボランティアグループのスタッフが当日の朝早くに出動し、運んであげるそうです。また、新聞や雑誌・書籍などを古紙回収に出すのも、高齢者にとっては大変です。特に当市は地形的に「坂」が多く、自宅と集積場所が離れている場合、けっこう危険な作業になります。そういうのも援助します。粗大ゴミ収集料金の支払いも、代行してあげることがあるそうです。

＜ゴミ分別ボランティア＞・・・
　これは昨年から始まった新しい種類のボランティアなんですが、当市のゴミ分類があまりにも急に超細分化してしまったため、理解力に乏しいお年寄りは、分別方法を覚えることができずに困っています。このため、ボランティアスタッフが「大型文字で、写真やイラストをふんだんにとりいれたわかりやすい分別方法説明パンフレット」を作成し、これと、実物のゴミ見本を持って、各お年寄りの家を訪問して、実際に分類をしながら細かく丁寧に説明してあげて、理解してもらうという趣旨です。なるほど、こういう活動が必要なんですね。ぜひ、うちのマンションに来て、全世帯に説明して欲しいです。


　公務員はろくに働きません（というか、特別会計を食いつぶしている団体職員が一番悪質）が、世の中には、こういった活動をして、人のためになることをがんばっている人がいます。脱帽＆感謝です。でも、なり手が少なくて困ってるそうです。

2006/1