マンション管理最前線
管理人は超つらいよ
マンション管理最前線
| 自治会全体が認知症？？ |
当地区の自治会は、「老人だけの組織になってしまい、頭も固いし、町の役に立つことはしないし、どうしようもない」ということを再三書いてますが、ここのところ自治会さんがますます変なんです。
①夏祭り
例年通り夏祭りが行なわれました。この町では、「神社主催」の祭りとはいえ、実際の運営は自治会が中心になっています。当マンションは今年も高額な寄付金を払いました。集会室もお貸ししました。利用後に汚れた掃除も私たちがしました。
でも、今年の祭り、盛り上がらなかったのです。広報係がポカをやって、大事なポスターを貼り忘れたり、「何時集合で何をして～」といった計画表を各地に配布するのを忘れたり、と地域全体に浸透させることをしなかったため、参加者が昨年と比較して激減してしまったそうです。（おかげで、子供に配るお菓子も大量に余ったようで、後日、「管理人さん、酢漬けイカ食べないかい？ 一箱あげるよ」と自治会の副会長がやってきました。そんなにいりません）
②防災訓練
9/1は防災の日。当地区は関東大震災とは関係ないため、そんなに関心が高いわけではありませんが、やはり、全国的に行なわれる行事ですので、市もそれなりにがんばっています。当然、市民参加の防災訓練も行なわれました。
しかし・・・ 自治会役員が、市から預かった「今年度の防災訓練のお知らせ」の類の広報書類を街中に配布するのを忘れてしまったのです。役員同士で、「Ａさんが配ったものと思っていた」「Ｂさんが配ったものと思っていた」・・・・ 結局、自治会館に置いたままだったそうです。訓練は、うちの町だけ、誰も参加しなかったそうです。広報を忘れたにしても、誰かが「あれ、今年は防災訓練やらないの？」とか気がつきそうなモンなんだけど。
ちなみに、隣町では、自治会の役員が防災訓練開始時刻を１時間遅く間違えたために、その町の人は全員大遅刻だったそうです。
③敬老の日の準備
毎年、敬老の日には、「８０、９０、１００歳ちょうどの人に素敵なお祝い品を贈呈」とか、「敬老パーティにご招待」といったイベントがあり、８月のうちから準備します。ただ、これは自己申告制（寝たきりの人はパーティに参加できないし、申告できる元気にある人に参加してもらうようにしている）のため、事前に広報して、「該当者の人は申し出てください」という方式です。ですから、８月中に広報物が来て、「管理人さん、これ貼っておいて」「これ、お年寄りがいそうな部屋のポストに投函しておいて」といった仕事を頼まれるのが例年のことです。
ただし、今年は８月３１日になっても、これが来ないため、「もしかして忘れてるのかなあ」と、自治会の役員へ電話して聞いてみたら、「あ。いけね。忘れてた」ですって。そんなわけで、今、あわてて準備しています。
「自治会組織＝老人会」みたいになって、役員もみんな高齢者です。みんなボケてます。難しいことは、もう無理なんじゃないでしょうか？ 役所側も、「自治会がその地域を代表している」なんてことは思わず、「この仕事は自治会にお任せする」というのもやめたほうがいいと思います。もう無理ですよ。
2006/9
＜お願い＞ 当ＨＰは閲覧に際し、購読料をとることはしておりません。有料メルマガなどもありません。でも、もし、ご協力いただけれるのであれば、アマゾンで買い物をする際は、このバナーよりアマゾンサイトに入って購入して下さい。当貧乏管理人の生活費の足しになりますので。なにとぞ、よろしくお願いします。