管理人は超つらいよ
マンション管理最前線
遺品整理屋が、ゴミの始末を押し付ける なんじゃそりゃ? |
当マンションには、植木屋さんも来ますが、切った葉っぱや枝は、その植木屋さんが持ち帰り、「産業廃棄物」として処理します。リフォーム工事なんかも同様です。
さて、当マンションでは、原発爆発後、病死する人が急増し、「主のいなくなった部屋」がたくさん発生しています。(放射能の影響かどうかは科学的な根拠もないのでわかりませんが、私の「感覚」では因果関係があると思います。自分自身も体調を崩しているし)
そうなると、遺族によっては、最近よく聞く、「遺品整理業」の業者を呼んで、家財道具を処分するケースがあり、今までに、私も、何件か、その手の業者に接したことが有ります。その、いずれもが、今までは、「出た廃棄物は自分のところのトラックで持って帰る」というものでしたが。
今日、来ている業者。さっき管理室に来て、「ゴミはどこに置けばいいですかね? いちおう、市の分別ルールに従って、種類ごとに分類してあるんですけど」と、大量のゴミといっしょに、言ってきました。
「え? それって、産廃でしょ? あなたたちが持ち帰るもんでしょ?」
「いや、でも、一般家庭から出たゴミだから、市の家庭ゴミ回収で持って行ってくれるでしょ?」
「そりゃ、そうかもしれないけど。種類ごとに、回収曜日は違うし。ゴミは基本的には、その日の朝に出すものだから」
「そういわずに、回収日まで預かっておいてくださいよ」
「そんなもの、置く場所もないよ」
・・・・・
その後、いろいろ討論して。
最終的には、「明日回収する品目のゴミだけは、ゴミ集積場に出して置いておいてもいいよ」ってことになりました。具体的には、「衣類」「小さな家具類」などです。
どうも、今回来ていた業者は、ちゃんとした「遺品整理業者」ではなく、ただの「便利屋」だったような気がします。でも、どっちにしても、廃棄物の処理は自分たちでやって欲しいなあ。