管理人は超つらいよ   
マンション管理最前線

デング熱 と 蚊取り線香 と いろんな業者


「金鳥の夏」じゃなくて、「緊張の夏」だなあ。



2014/9




 
 2014年。今年の夏は「デング熱」が話題になりました。
 
 実は、実感として、今年は蚊が非常に多いです。当マンションの場合、今年は、生ゴミの出し方がひどい人が増えて、とても、非衛生的な環境になり、かつ、猛暑で、雑草の生育も大きく、ヤブが増え、それも、蚊の発生増の原因かと思います。高齢者住民が勝手に共用部に置いた、発泡スチロールプランターが、放置され、その水たまりでボウフラが湧くことも多いです。

 我々が外で作業するときも、長袖&虫避けスプレーだけでは、蚊を防御できず、
「虫コナーズ」も全然効き目はなく、しょうがないので、とにかく、外にいる時は、巡回時も含めて、「蚊取り線香」を腰からぶら下げているようにしました。



こういう奴です。けっこう便利です。見た目はみっともないですが、目立つし、煙も出ているので、この姿を見た人に、「このマンションは蚊が多くて大変なんだぞ。みんな、衛生に気をつけろよ」と、無言の主張をしています。

なお、このタイプで、蚊取り線香を使用する時は、通常の「外側のはしっこ部分に火をつける」だけではなく、中心部分にも火をつけて、1本の線香で、同時に、2ケ所から煙を出すようにすると、燃焼時間は半分ですけど、蚊取り効果は高くなるので、いつも、その方法で仕事をしています。

さて、そういうわけで、うちは、もともと、蚊取り線香愛用者だったわけです。その他、植木屋さんなんかも、当然のように、作業中は蚊取り線香を使っていました。

そんな蚊取り線香も、近所のスーパーやホームセンターの店頭から、そろそろ消えそうな時期、デング熱の騒動が勃発。

これで、販売店は、あわてて、一旦撤去した「蚊取り」「虫除け」用品コーナーを大規模復活。大量入荷。なかには、「すいません、売り切れです。次回入荷予定未定」なんてところも現れました。そう、デング熱騒動で、金鳥もアースもフマキラーも、「特需」が来たのです。

さて、世の中が、「蚊に刺されると死ぬかもしれない」となってくると、宅配業者さんなんかも、腰に、「携帯型蚊取り器」(線香じゃなくて、液体のものとか)をつけていたりします。NHKの集金人も装着していました。
この前やってきた、引っ越し業者も、「トラックのところ」と、「運び入れる部屋の玄関扉横」に、金鳥の蚊取り線香を置いていました。
水道メーターの検針員の人も、玄関ホール裏で、「水道集中メーター」の計測をする際に、蚊取り線香を傍らに置いていました。

こういうふうに、蚊取り線香を置くのはいいことなんだけど、「お皿状になっていて、外に灰が落ちない方式」のものだといいんですが、ふだん使い慣れていない人が、今回の騒動でいきなり蚊取り線香を使いはじめたりすると。



こういう状態で、共用廊下の床面にじかに置く人が時々いて。

これって、灰は床に落ちるし、風が吹いて倒れたりすると、床面が焦げたりして・・・・・・・

今、清掃員さんが泣いています。

私も、こういう「直置き」の蚊取り線香を発見すると、すぐに、「だめだよ、これ!」と注意し、うちにある「大きいお皿」を貸してあげます。

う〜ん、デング熱騒動が、こういうふうに、管理人業務に影響を与えるとは。予想もしなかったなあ。管理人はほんと忙しいのです。

 










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