マンション管理最前線
管理人は超つらいよ
マンション管理最前線
| 入居者 三重苦 |
マンション管理において、つらいことはたくさんあります。たとえば、古いマンションはメンテの手間が大変です。
さて、今回は、マンション管理でもっとも神経を使う「居住者」のこと。居住者に関することで、大変なのは・・・ 以下の３種類です。
①賃貸入居者
「マンション生活のルールを守る」という概念のない人が多いです。また、制度上、組合役員になることもないため、組合の仕事をほとんどしません。転入転出の手続きすらちゃんとしない人がいます。仲介する不動産業者もいい加減です。賃貸はほんと疲れます。問題を起こす住民も多いため、大家である所有者（＝組合員）に苦情を伝えることもあるんですが、「あの部屋のことは、○○不動産に全部任せているから、俺は関係ない」と言い切る、無責任大家もいます。管理規約には、はっきりと、「所有者が責任を持つ」「賃借人に規約規則を守らせる義務がある」と書いてあるのですが、責任を放棄する人ばかりです。
②外国人
こんなこと書きたくないんですが、このマンションに限って言えば、「外国人にろくな奴はいない」と断言できます。外国人世帯、全部ダメな奴なんですもん。姑息な人になると、「俺が外国人だからいじめてるんだろう」と開き直るのがいます。きっと、常套句なんでしょう。部落開放同盟の手法に似てます。（奈良の公務員も、この手を使ってましたね。あれは極悪です） 私の場合は、逆に、外国人だからいろいろと面倒を見て、他の日本人家庭よりも気を使っています。わざわざ、英語や中国語で掲示物を作ったこともあります。それなのに、こっちの気も知らずに、「日本語は難しいから理解できなかった」と言ったり、「このくらいの日本語はわかるよ。バカにするな」と言ったり、これが同一人物ですから嫌になります。日本人夫と外国人妻という組み合わせも多いですが、これも、夫側がたいていだらしないパターンが多く、困ります。夫が家の中にいるのに、自分は出てこず、妻にだけ来客の相手をさせます。妻は日本語がイマイチで、説明するほうは大変なのに、夫は出てきません。こんなこと言っちゃ語弊がありますが、外国人女性と結婚する日本人男性ってろくな奴がいません。でも、性欲だけは強いんでしょうか、子供の数が多いです。この子供がクソガキばかりで、いっそう手間がかかります。
また、外国人居住者の中には、「不法滞在労働者」など、犯罪がからむことも多く、警察が急に乗り込んできたり、夜逃げしたり、部屋の所有者が行方不明になったりと、トラブルが発生することもあって、管理はいっそう大変です。
③ペット
集合住宅でペット飼うのはどだい無理です。今の日本中、狂乱ペットブームで、猫も杓子もペットを飼いますが、マンション内での飼育は止めて欲しいです。ゴミの量も増えるばかりです。先日は猫のトイレ用の砂を捨てた人のビニール袋が薄くて破けてしまい、ゴミ置き場の中で散乱してしまいました。猫の糞尿の始末まで管理人にさせないで下さい。昨日も朝から居住者の子供がプレイロット部分で犬を遊ばせていたんですが、その犬の吼える声がうるさく、それに対する抗議の意味なんでしょうか、上から誰かが石が投げつけたそうで、ひと騒ぎありました。飼わなければ何も問題はおきないのに。ペット飼育者会なんて名ばかりで、実態はないし。マンションでペット飼う人間にろくな奴はいないです。
ヘレンケラーさんとサリバン先生は、三重苦に耐えて立派な人生を送りましたが、管理人には無理です。私たちは「奇跡の人」じゃないですもん。上記の３点を一家で抱えているとこもあります。おまけに、ここの大家は管理費を滞納しています。ほんと、嫌になりますよ。
2007/8