管理人は超つらいよ   
マンション管理最前線

清掃員が、「ミンク」のコートを来て作業してる???








 
 私は超貧乏ですが、管理人とか清掃員をやる人の中には、「実はお金持ち」という人がいます。

 「十分な年金をもらっている」「資産家」という人が、「暇だから」とか「道楽で管理人をやっている」とか「健康のために体を動かす仕事がしたいので」とか「きれいにすることが好きだから」といったことで、働いているケースがあるのです。中には、「お金は十分にあるから」と、一流企業を早期退職して、「週2回 3時間ずつの清掃」を、「運動」代わりにやってる人もいます。
(これは、事実であり、そのために、うちの管理室にも、「資産運用のお手伝いをさせて下さい」といった、営業の電話がよくかかってきます)

 ですから、「フルタイム」ということはなく、「週に2回だけの勤務」とか「午前中だけの勤務」とか、そういう短時間バイトで働いています。

 実は、私の住む自宅から、最寄り駅までの間にある「ワンルームマンション」(=分譲)の清掃員さんがちょっと変わっているのです。そこは、きっと、管理会社もいい加減なところだと思うのですが、清掃員さんに制服を着せていません。また、「勤務曜日や時間を示した表示を管理室前に貼る」ということもしていません。名札もしていません。
 このため、この清掃パートさんは、いつも私服で、清掃作業をしています。私服とはいえ、やることは「清掃作業」ですから、けして、きれいな仕事ではなく、汚れる仕事ですから、普通の感覚なら、「汚れてもいいような服装」(夏なら、Tシャツとトレパンとか)でやると思うのですが、この人はちょっと特殊で、ブランド物のきれいな服で清掃をしているのです。このため、近所ではちょっとした有名人です。(「おかしな人」という意味で)
 冬場は、寒いのでコートをしたまま掃除をしているのですが、今朝見た服装は、なんと、「高級毛皮」。「あんたは、叶姉妹か?」と言いたくなるような、すごい毛皮を着ていました。あれ、おそらく「ミンク」ですよ。数百万とかするかもしれません。清掃員が着る服じゃないですよ。こうなると、林家ペーパー以上の「違和感」です。とにかく、変です。

 町には、こういうおかしな女性というのはいますが、そういう人が清掃員をやっている、という例は、私の長い人生経験でも初めてで。もともと、変なDQNな格好をする人でしたが、今朝の、毛皮のコートには、ほんと腰を抜かしました。マンション管理業界、奥が深いです。
 まあ、今朝は氷点下で、ほんとに寒かったから、「毛皮のコートでも着ないと仕事ができない」ということだったのかもしれませんが。ほんと、びっくりです。


 ところで、我々の世代、毛皮というと思い出すのは、BB、ブルジットバルドーです。MM マリリンモンローと並ぶ、セクシー女優です。BBさん(チョコラじゃないよ)は、動物愛護家としても有名で、特に、毛皮に関しての反対運動はすごかったです。最近では、「毛皮愛好家」の神田うのに対しても抗議をしていました。
 まあ、私も思うに、清掃には毛皮は合わないと思います。ユニクロのエアテックでいいんじゃないのかなあ?