管理人は超つらいよ　　　
マンション管理最前線

トイレ　　ペットボトルでの節水は絶対にだめ

　トイレメーカー　ＴＯＴＯのＨＰ上の記事から転載

トイレでペットボトル節水はNG

トイレの節水方法としてタンクの中にモノ（ペットボトル、ビール瓶、レンガなど）を沈めておくことが雑誌等でたびたび取り上げられますが、これはやってはいけません。
タンクの中に何かモノを沈めておくとタンクに溜まる1回分の洗浄水はその分だけ少なくなります。例えば1リットルサイズのペットボトルを入れておけば1回 トイレを流すたびに1リットルの節水になり、「手軽にできて効果が高い」と紹介されるため、実行している人は多いかもしれませが、実は大変なことになりか ねません。
「トイレを流す（便器を洗浄する）」本来の目的は、上から見えなくするだけではなく、便器から汚物を排出して下水道まで運ぶということまで含めて水洗便器の水量が決まっています。
そのため、もし「水量が少なくてもちゃんと流れている」と思ったままずっと水量を減らしていると、便器の内部や排水管の中で汚物が溜まったりする可能性があります。
例えば、ある日便器の流れが悪くて何度か流してみると、そのうち汚水の洪水が起きる恐れがあります。詰まりを取り除くにも、便器の排水経路の構造は意外に複雑なため、業者を呼んで便器を外す場合もあります。


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以前、私も夕方のテレビニュースかなにかで見ましたが、「トイレのタンクの中に、レンガとか、水を入れたペットボトルを入れて、流水量を減らして節水する」という、「生活の知恵」みたいなのを放送してました。

こういうのって、すぐに真似して実行する人がいます。特に「ケチ」な人はやります。だから、当マンションでも、大勢います。


「ちゃんと流れないために、トイレが詰まる」・・・・
「管理人さ〜ん。トイレが詰まっちゃった。なんとかして！」とＳＯＳが来て、カッポンカッポンを持参して直します。安い給料なのに、なんで、他人のウンコの世話をしなければいけないのか？　というか、専有部分内のことは自分でなんとかしろよ。　と思いつつも、老人の一人暮らしとかじゃ、じゃけんにできないんだよなあ。クラシアンなんか頼めば、１万円とられるし。

「タンクの中の部品が壊れ、水が流れっぱなしになる」・・・・
タンクの中って、微妙なバランスの上に成り立っている部品がいくつかあります。そこに大きな異物を入れていいわけがないです。フロートにぶつかって、水が止まらなくなりました。節水のためのアイデアが、逆に水の無駄につながりました。

不況になって、「節約」に関するトラブルが増え、管理人は大忙しです。

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＜追記＞



そんなわけで、この件をいろいろ調べていたら、超驚きました。
http://www.ktr.mlit.go.jp/river/bousai/river_bousai00000060.html

国土交通省のＨＰの中の「家庭での節水」というページの中で、上記のようなイラストとともに、この方法を薦めているのです。
馬鹿じゃねえの？　だから、公務員は、害毒なんだよなあ。役人は頭悪いよなあ。こんな連中に高い給料払っちゃだめだよ。

ということを、ブログに書いた数日後。
再度、国交省のＨＰを見たら、この項目が削除されていました。
どうやら、当ブログを読んだ人が誰か指摘したようです。そりゃそうですよねえ。完全な「間違い」なんですから。

うちのブログも、少しは世の中の役に立ってるようです。私の代わりに、アホな役人に苦情を言ってくれた方、感謝します。

2010/8