管理人は超つらいよ   
マンション管理最前線

「ナッツリターン事件」なみの、「自治会副会長」
そんなにえばらなくてもいいんじゃないの?








 
 見知らぬ「男性老人」が、やってきた。そして、いきなり管理室の窓を開け、「おい、なんで、出席しないんだ!」と怒鳴った。

「あの〜 出席って、なんのことですか?」

「何って、おまえ、管理人だろ。そんなこともわからんのか? 新年会だよ!」

「新年会って、何の新年会のことでしょうか?」

「自治会のだよ! そんなこともわからんのか!」

(だいたい、この時点で、まともに話のできる相手ではないことがわかったので、真剣に応対する気は失せた)

「自治会の新年会があったんですか? それが、うちのマンションとなにか関係があるのでしょうか?」

「あるに決まってるだろ。新年会に、おまえのところから誰も出席しなかったから、オレがこうやって文句を言いに来たんだ」

「はあ。ところで、おたく様はどちらさまでしょうか?」

「ふざけるな、馬鹿野郎。この町に住んでいて、オレを知らないのか? 舐めてんのか。市役所の連中だって、みんな、オレのことを知ってて、顔をみただけで挨拶してるんだぞ。オレは、自治会の副会長だよ!」(身分は名乗ったが、名前は言わない)

「はあ、副会長さんですか。それはどうも、はじめまして。いつもご苦労さまです」

「ほんと、ご苦労だよ。わざわざ、ここまで足を運ぶんだから」

(注釈:当マンションが位置する町には、町全体で、「**町自治会」という組織があり、当マンションは、その自治会の会員である)

「でも、管理会社の仕事には、地域の自治会に関わる事項はないんですよ」

「何言ってるんだ。管理会社だろ?」

「はい、管理会社というのは、管理組合さんと委託契約を結んでおり、その委託契約の中には、自治会のことは含まれていません。ちなみに、日本の国家資格である、2006年度の「管理業務主任者試験」の試験問題の中には、自治会に関する問題もあり、この正解は「管理会社は自治会とは関係ない。自治会に関する業務は管理会社の仕事ではない」となっています。というわけで、上州新田郡三日月村出身の私には関わりにないことです。」
(とりあえず、論破〜ルーム)

「おまえ、いったい、何を言ってるんだ」

「とにかく、管理人は、自治会のことには関わってはいけない、ということです」

「じゃあ、誰が担当するんだ」

「役員の中に、自治会担当役員がいますので、そちらへどうぞ」
(と言って、担当役員の部屋番号と名前を教えて、引き取ってもらう)



 つい、この前、大韓航空の副社長である「財閥のご令嬢」が、ナッツリターン事件というのを起こしましたが、今回の、副会長もこれに近いです。
 地域自治会の副会長という地位は、「王様」だと思っているようです。まあ、たしかに、役所も、自治会を異常に持ち上げ、「パーティ出席」という名目での飲食の接待も繰り返しています。まあ、役所は、「自治会の了承を得ました」と言えばなんでもできるので、自治会幹部を接待し懐柔し、役人たちのやりたいように操りますから、幹部連中は、本当は自分は「患部」だってことも知らずに、「偉い人」だと、自覚してしまうのです。

 アホな年寄りだな。