管理人は超つらいよ
マンション管理最前線
消防署 危機的状況です |
海上保安庁絶賛映画、「海猿」見ました。消防庁絶賛映画「252」予告編見ました。前座のテレビドラマ見ました。「Rescue」見ません。
映画「チェ 28歳の革命」見ました。いい映画です。すごい男です。この人、大臣になっても、まったく驕ることはなく、生活は質素で、寝る間を惜しんで働くし、最後はボリビアのために死にますし。。。。 「こういう指導者が日本にも欲しい」と本気で思わせます。
さて、「栃木県鹿沼市での水没事故」などを受けて、このHPでは、以前から何度も、「消防署は<連絡と確認>が命綱」ということを実体験もふまえて、説明し、口をカリカリ梅にして言ってますが、また、不幸な事件が起きました。
<救急隊>出動先間違え遅れ 80代女性搬送先で死亡 横浜
1月19日23時4分配信 毎日新聞
横浜市は19日、栄消防署(栄区)の救急隊が出動先を間違えて到着が8分遅れたと発表した。患者の80代後半の女性は、救急車到着時は心肺停止状態で、その後搬送先の病院で心筋梗塞(こうそく)で死亡した。市は到着遅れと死亡の因果関係については「判断がつかない」としている。
市安全管理局によると、女性の家族から連絡を受けた医師が午後1時ごろ、「呼吸が苦しいようだ」と119番。救急隊員4人が救急車で出動し、同9分ごろ、女性の自宅がある団地と道路向かいに隣接する似た名の別の団地に到着したが、探し当たらなかった。結局、近所の住民に確認して女性宅に到着したのは同17分だった。指令後に地図で確認した際の思い込みが原因とみられる。
上原美都男・市安全管理局長は「ご家族におわび申し上げるとともに、原因を究明し、二度とこのようなことが起こらないよう徹底する」とコメントした。
同じ横浜では以前、こういう事件も起きています。
横浜市消防局は3日、同市南区の女性が死亡した同日早朝の火事で、119番の発信者住所を知らせるシステムが誤った町名を表示し、到着が8分間遅れたと発表した。 火事は南区真金町のアパートで発生。女性の同居家族が午前5時21分に通報したが、指令課の画面には約800メートル先の「南区前里町」と表示された。指令課員も家族に住所確認を怠り、8分後にミスに気付き出動先を再指示した。 消防車は同33分に到着。鉄骨4階建ての一部を焼き、逃げ遅れた小堺千恵子さん(69)が搬送先の病院で死亡した。 システムは固定電話が対象で、1991年に導入。市は「町名の誤表示はこれまでなく、機械を過信した」としており、遺族に謝罪し原因を調べている。119誤表示で到着遅れ 女性死亡火事、横浜消防
2005/03/03 15:42 【共同通信
後者の事件は、「機械の故障」が原因のため、情状酌量の余地はありますが、いずれにしろ「きちんと確認する」という基本を忘れたことが一因です。
本来、こういう死亡事故が起きれば、全署的に改善対策を講じて、二度と同じような「確認漏れ」など起こさないようになるはずですが、公務員というのは、「反省」という文字が頭の中にないですから、また、同じようなミスを起こし、善良な市民を殺しました。はっきりいって、殺意を持った殺人事件です。
今、消防は「安易に消防車を呼ばないで下さい」と全国的にキャンペーンを行なっていますが、「安易に間違った場所に出動するな」と言ってやりたいです。
消防官や消防団員による「放火」「婦女暴行」「傷害」「万引き」「窃盗」「ワイセツ行為」「盗撮」・・・・・・など、「副業」を挙げたらキリがないですが、せめて、本業をしっかりやって欲しいです。ほんと、情けない。
当マンションでも、今、消防署の指導を受けて、「住宅用火災警報器を設置しましょう」キャンペーンを実施中ですが、肝心の消防車が来ないくせに、よくそんなこと推進できるなあ、どうせ、消防機器メーカーからワイロもらってるんだろう、と思います。
彼らにとっては「消防の危機」よりも「消防機器売って儲ける」ことのほうが大事なんでしょう。
とにかく、鹿沼の不祥事でも、今回の不祥事でも、両方とも、「自分の管轄の土地の地理に関する知識が不十分」というのが問題です。当マンションの場合も、消防署員が見学に来たことなど一度もありません。このマンションは、外見ではひとつの建物に見えますが、中に入ると、東棟と西棟に厳然と別れており、エレベーターも別々です。今までも、「東棟の部屋で救助を求めているのに、西棟の建物をのぼってしまい、該当部屋になかなか行き着けなかった」というお粗末な出来事が何回も起こっています。消防設備点検の報告書は、3年に一度は消防署に提出されますが、提出時には、まずいところは隠しますし、設備の不備は改善したうえで、報告書を作りますから、いつも、何の問題もないです。そうすると、現場視察にはまったく来ません。
しかし、当マンションでも、避難経路に荷物がたくさん置かれていて、実際は避難不可能、という箇所がたくさんあります。消防はふだんは暇なんですから、訓練に精を出すのもいいですが、まずは、自分の管轄地の地理を熟知すること、建物の構造や管理状態を調べておくこと、これが大事です。本来なら毎年1回は全マンションを訪問して、見学すべきなんです。査察とかおおげさなものでなくてもいいです。見学して下さい。管理人も喜んで案内します。そして、今は、情報化社会なんですから、その見学によって得た情報は全署員で共用できるようにしておくべきです。
だいたい、「団地の名前が似ているから」なんてのは理由になりません。マンションの名前だって、似たようなものがたくさんあります。そういうのはあらかじめ、「この地区には、”グリーンマンション”と”クリーンマンション”というのがある、。間違えるな」と、データベースを作っておくべきなんです。難しいことではありません。命を預かる重大な仕事なんだから、努力は惜しまずにそれくらいしなさい! 酒飲んで、町中を大声出して歩き回るなら、、その地区の建物の構造を覚えなさい。
そういったことをしっかりやったうえで、「252」を作りなさい。
余談:先日、知人の車に載せてもらって、片側2車線の国道を制限60キロのところ、70キロで走っていました、そうしたら、右側車線を疾風のように白バイが駆け抜けていきました。完全に時速100キロ以上出してます。赤色灯もサイレンもなしの通常走行時です。つまり、速度違反40キロ(一発免停)です。 こんな奴らに、「20キロオーバーの原付バイク」を取り締まる資格はない!
追加です
<救急車の交通事故>
救急車の交通事故が増えているのは、皆さん、報道等でご存知だと思います。その原因は、「救急車が近づいているにもかかわらず、道をあけようとしない、ずうずうしい車が多い」ということです。わがままな人が増えている日本らしいです。「定額給付金は絶対に支給する」というわがままを貫くバカもいます。が、つい先日、当マンションの中で救急車と、タクシーが接触する事故がありました。
救急車というのは、一般道路を走る時は、サイレンをならすのですが、たいてい、マンションの前に来た段階でサイレンを止めます。他の住民に騒音の迷惑をかけないようにという配慮もありますし、目的地についたので、もう必要ないということかもしれません。
しかし、当マンションのように大きなマンションの場合、マンション入口から、また、さらに100メートルくらい中に入って、そして、エレベーター前に到着という場合もあります。今回も、西棟の奥の部屋の人が救急車を呼んだため、私は、マンションの玄関で救急車を待ち、そして、到着した救急車に対して、「ここから、もっと奥に入っていってください」と指示しました。そうしたら、こんな狭い通路を、時速30キロくらいのスピードで走行し、「おいおい、危ないよ。あそこのカーブは見通しが悪いんだから」と、思ったのも床の間、いや、束の間、奥から出てきたタクシーと接触事故を起こしました。相手側のタクシーもけっこうなスピードを出しており、お互いに避けきれなかったようです。どっちもどっちも、オバカな事故だと思います。救急車はサイレンを鳴らしていませんでしたから、救急車側にも過失割合は発生することでしょう。何やってるんでしょうか、ほんと、消防隊員はろくなのがいません。急いでいる時こそ、安全運転しないと。
その後、事故の後始末がどうなったかは知りません。
こんなこともあるので、私は昔から、管理組合に対して、「マンション内通路でスピードを出す人が多くて危険なため、<制限10キロ>とか、看板を作りませんか?」と提案していますが、いつも、無視されてます。大事故が起きないと、その気にならないんでしょう。