鳩山邦夫の離党騒ぎ。
ふたをあけたら、誰も続かない。
新党とか言ってたので、「邦夫党」略称「邦党」とかするかと思ったけど、(放蕩息子だから)、新党どころの話じゃなくて、ただの単独行動。誰も相手にして
くれない。
これって、他山の石でして、マンションの組合活動も同じなんです。
たまに、報道で、「熱心な理事長が刺された」とか「逆恨みされた」とかいうのがありますが、この原因は「単独行動」だと思います。
うちのマンションじゃないけど、他のマンションでたまに、非常に熱心な理事長が誕生して、「一人で、管理費滞納問題を解決した」とか「自転車放置をなくし
た」とかいう成果を聞くことがあります。「すごいなあ」と感心しつつ、その後の「報復」を心配します。
案の定、「理事長の郵便ポストにゴミが捨てられていた」とか「理事長の部屋のドアの鍵穴に、ガムが詰め込まれた」「理事長の娘さんが後ろから、バカ野郎、とののし
られた」「理事長の部屋の前の廊下に犬のウンコがあった」といった、嫌がらせが起きることがあります。
今のマンション住民って、「何をするのかはかりしれない」こわい人がいます。下手すると殺人事件に発展します。
とにかく、私の経験則で言わせていただくと、「管理費滞納」とか「マナー違反住民への注意」といった、「悪いやつを相手にする事例」の場合、単独行動は絶 対に避けるべきです。
「一人だと負ける」・・・理事長一人で、「あそこに自転車を放置されると困るんです」と、対象者の部屋に注意をしにいっても、「他の人だってやってるじゃ
ないの!」と反論されたりします。このときに、むこうが家族で応戦するなど、2〜3人で、「うちは悪くない!」と言い出すと、行く理事長が正論を言って
も、勢いで負けます。「出直してきます」となってしまいます。
「報復の相手が、組合ではなく、理事長個人になってしまう」・・・組合の代表として動いている理事長であっても、相手からすると「個人」です。A理事長で
はなく、「Aが憎い」ということになってしまいます。
以上のようなことから、「理事長一人で相手の部屋に行く」という行為は、効果があまりなく、かつ、報復の危険性が非常に高い、「リスクの大きい」行動で す。やめたほうがいいです。
私としては、「必ず3人以上で行く」という習慣にしたほうがいいと思います。
組合側が3人もいれば、相手が家族で対抗しても、勝てる率が高いです。また、3人だと、「組合」という組織を感じさせ、「理事長個人」という概念は薄れ
ます。
それに、理事長一人ではなく、他の役員2名を巻き込むことで役員の意識向上にもなり、理事会内での意思統一もはかりやすくなります。
理想的には、「滞納に関することは会計担当役員が主になり、この人を中心に、理事長と監事が応援という形で同行する」「マナー違反に関することは、自転車
問題であれば、自転車問題専任の役員を作り、その人が主になり、理事長と監事が応援という形で同行する」といった役割分担をするのが一番です。
もっと理想的には、理事長は他の仕事で忙しい職種ですから、「居住者の部屋を訪問して、あれこれする」時は、理事長は関わらずに、理事長から委任された副
理事長が同行するのがベストかもしれません。そうすれば「何も仕事をしたくないから、副理事長になった」人に、大事な仕事を与えることができます。
訪問でなくて、文書で注意する場合でも、「組合理事長」だけの名前で文書を発行するよりも、「自転車問題担当役員 A」「理事長 B」というように、併記
し、複数で書いたようにするのもいいかと思います。
まあ、とにかく、今のような物騒な時代だと、「殺されるのは嫌だから」「家族に危害が及ぶ可能性があるから」と、理事長職につきたがらない人もいるようで
す。リスク分散のためにも、役員の安全のためにも、「複数で行動する」ということを習慣づけるほうが安全だと思います。
※特に注意が必要なのは「ペット問題」です。集合住宅でペットを飼う人には、自己チューばかりで「他人の迷惑」という概念はないです。一般常識が通用しま
せん。組合側がまともなことを言っても、相手は理解しません。そして、飼い主側の感情論だけで考えます。はっきりいって、まともな頭じゃないです。こうい
う人たちの報復は本当にこわいです。十分に気をつけてください。取り組むときは理事会全体でやるべきです。ふだんはまともでも、ペット問題になると人間が変わったようにおかしくなる人もいます。とにかく、要注意です。
当マンションでの話ですが、昨日、マンション内の、あるお部屋を訪ねたら、ドアがあいたと同時に、犬が飛び出してきて、私のズボンをかみましたが、その飼
い主は、「大丈夫ですよ。++ちゃんはおりこうだから」とのたまいました。すでに噛み付いていて、「大丈夫」はないだろ? アホか?