管理人は超つらいよ   
マンション管理最前線

交換日記? 連絡帳? 理事長との連絡体制





 他のマンションのことは良く知りませんが、みなさんのところでは「管理人と理事長との連絡」をどのようにしているでしょうか?

 
 「定年退職した暇なおじいさん」が理事長だと、昼間でも連絡をとれるからいいんですが、当マンションでは、ここ4年くらいは、ずっと「40〜50代の働き盛りの男性」が理事長になっており、たまに会えるとしても、「土曜日だけ」くらいで、ふだんは仕事をなさっていてマンション内にはいないため、連絡がとれません。

 というわけで、連絡帳といいますか、交換日記といいますか? 私も中学の頃に、そんなことをした記憶がありますが、いま、この年になって、また、復活させています。平均すると、だいたい、3日に1回くらいの割合でしょうか? 終業時に、管理人から理事長の自宅のポストにノートを投函しています。そして、管理人ポストに戻ってきます。

 「エレベーター点検をしました。異常ありません」とか、「第三者使用の届出が提出されました」とか、そういう事務的なものがほとんどですが、たまに突発的に起きた事故などもありますし、理事長への相談や提案といったものなど、けっこういろいろ書くことが多いです。
 
でも、どの理事長も返信はごくあっさりしたものばかりで、嘆かわしいです。

「読みました」という意味で、サインだけして返す人。
「了解しました」という意味で「了」という一文字だけ書いて返す人」
「一切何も書かずに、返す人」

こんなのばかりです。まあ、定期的な点検作業とかならそれでもいいんですが、「鈴木さんのおばあちゃんが廊下で倒れていたため、救急車を呼びました」といった報告に対して、何の反応もないというのは???  せめて、「大変でしたね。ご苦労様」くらいの数文字を書いてもいいんじゃないでしょうか?

 また、「理事長の判断が必要です」といった案件もたくさんありますが、たいていは「シカト」です。何も決めてくれません。まだ、「管理会社に任せます」とでも書いてくれれば、こっちも動けますが、理事長から何も反応がないのに、こっちが動けません。

 結局、交換日記の体裁をとっていても、管理人側が一方的に書いているだけで、なんか、片思いの女性に書いているみたいです。

 理事長さん、少しは働いてよ。





2010/5