管理人は超つらいよ   
マンション管理最前線

「生ゴミ」と「古紙回収」の曜日がいっしょになってしまった



2015/4


 4月というのは、いろいろな制度が変わったりする月でして、管理人としては「困るなあ」という時期です。

 私が、駅から勤務マンションに行くまでの途中にある、隣町のマンションの話なんですが。ここは、3月まで、「月曜日と木曜日が生ごみ 金曜日に古紙回収」となっていたのですが、4月から、市の都合で一方的に、「火曜&金曜が生ごみの回収」と変更になってしまいました。

 となると、金曜日には、「生ごみ回収と古紙回収がいっしょ」になってしまいます。古紙回収は、今は、民間業者に任されているので、この民間業者と市の清掃事務所は連携をしておらず、「古紙回収と生ごみ回収がいっしょに曜日になってしまったら困る」という発想もなく、バカな市役所の公務員が、自分勝手に曜日を変えてしまったのです。

ですから、今、このマンションの金曜日は悲惨です。生ごみと古紙がいっしょに、ひとつの集積場に混ざって出されています。生ごみを回収する係員は、面倒くさそうに、「古紙をよけて」、生ごみだけ回収していきます。古紙回収の業者は、「生ごみをよけて」 古紙だけ回収していきます。それでも、きちんと区別できればいいのですが、「生ごみと古紙回収が同じになったんだって」と思っている住民は、「ダンボール箱の中に生ごみを入れる」なんてことを始める人もいて、こうなると、ひどいことになります。となると、それを整理する管理人さんは地獄です。

 一番悪いのは「市」ですが、そのマンションの管理組合もアホだと思います。ゴミ収集の曜日が変更になることがわかった時点ですぐに手を打つべきでした。古紙回収業者に「4月から曜日を変えてくれ」と頼まないといけません。業者は嫌がるでしょうが、毎回、「生ごみと古紙の選別を行う手間」のことを考えれば、断ることはないでしょう。

 まあ、こういう「古紙回収」には、地元町内会もからんでくると思いますが、その地域全体で、生ごみの回収曜日が変わったのですから、「金曜日に、生ごみと古紙が混ざってしまう」のは地域全体の問題です。町内会側も積極的に動いて、「古紙回収の方の曜日を変えてくれ」とすべきだったと思います。こういう大事なことをやらないで、年寄りだけで遊興している町内会、だめだなあ。NHKの籾井会長と同じレベルの頭しかないのか?