管理人は超つらいよ   
マンション管理最前線

すわ! 爆発事故か?? いいえ、蛍光灯です





この前の日曜日の夜。管理会社の「夜間緊急受付センター」のほうに、当マンションの住民から電話が来たそうです。

「今、なにかが爆発したような音が2回聞こえた。怖いので、何があったのか調べて欲しい」というものでした。
「爆発」となるとほうってもおけず、緊急出動したそうですが、調べても、原因ははっきりせず。ただ、「共用廊下上に、小さな白いガラスの破片があった」そうです。

月曜日に私が出勤した朝。その報告を受けまして、「何が起きたんだろう?」と考えながら、仕事(巡回とかゴミの整理・・・)をしていたのですが。ゴミをいじっていて、だいたい、わかりました。

爆発と思われた事象は「蛍光灯」だと思います。過去にも経験があるものですから。


実は、当市のゴミ出しルールの中に、「長さ60センチを超えるものは粗大ゴミとして出してください」という項目があります。そして、粗大ゴミは有料です。ですから、住民のみなさんとしては、「粗大ゴミの料金を払いたくない」と考えて、「大きな家具をノコギリで切って小さくして、粗大ゴミではなく、普通のゴミとして出す。そうすれば無料」という人がいます。ノコギリで切るのも重労働なので、「千円払ったほうが楽だったんじゃない?」って疑問に思うこともあるんですが、まあ、とにかく、粗大ゴミ費用をけちる人は多いです。

さて、ゴミを整理していたら、「直管の蛍光灯を割って粉々になった破片」を発見しました。これで、爆発の原因がわかりました。
このマンションでは、建設当初はなかったんですが、その後の室内リフォームで、「すごく長い蛍光灯」を設置した部屋がいくつかあります。
「直管」として通常よく使われる「20Wタイプ」のものは、長さが約60センチなので、粗大ゴミの大きさ基準にひっかかりません。しかし、60Wタイプだと長さが150センチほどあります。とても大きいのです。
これが、ダメになって交換して、捨てようとすると、「150センチか、粗大ゴミになっちゃうなあ。粗大ゴミだと費用が500円かかるみたいだな。そんなお金はないなあ。折って小さくして、普通の“燃えないゴミ”ってことで出そう」と考えて、おそらく、共用廊下で、その長い蛍光灯を折ったんだと思います。
(これは、市役所の説明が悪いんですが、実は、蛍光灯の場合、どんなに大きなものでも、粗大ゴミにする必要はなく、普通の、燃えないゴミ、で出せるんです。ですから、折る必要はなかったのですが。ちゃんとした知識がないために、余計な心配をして、わざわざ、「折る必要の無いもの」を、危険な思いをして折ったんでしょう)

蛍光灯を折ると、ものすごい音がします。私も何度か経験があります。昔、ゴミ収集車が、ゴミを取り込む際に、そのゴミ袋の中に誤って蛍光灯が入っていたことがあり、それをパッカー車が取り込む時に、折れてしまい、「ボン!」と、ものすごい爆発音がしたことがあったのです。

これを、夜中にやったら、ご近所の皆さんは「なんだ、今の爆発音は?」と驚くのは無理もないです。それだけ大きな音がします。(おそらく、ご本人もびっくりしたはずです) それで緊急通報したんでしょう。

ゴミ出しのルールをちゃんと読んで理解すれば、こんな無駄な危険なことをしなくてもよかったのになあ。バカだなあ。


2013/1