管理人は超つらいよ   
マンション管理最前線

国勢調査 2010 あれこれ



2015/9

 今は、2015/9。ちょうど今、国勢調査が行われている関係で、うちのブログの記事で「2010年に書いた国勢調査の記事」が、たくさん検索されています。せっかくなので、ここに転載してまとめようと思います。

注:2010年の話です。
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@国勢調査員は無礼である

国勢調査が始まっています。
「調査開始のお知らせ」という全戸配布の広報も配られました。
昨今の「怪しい営業が増加」していることをふまえ、「調査まがいのものに注意」となっています。

しかし、本物の国勢調査員が、管理員に無断でマンション内に入ってきます。
管理室の前を通って、管理人がいるのに無視して、勝手に中に入っていく神経がわかりません。
これでは、本物かもしれないけど、「不審者」です。
こっちから、声をかけて、ようやく、「あ、国勢調査員です」と名乗りました。

こういうのって、総務省のほうで教育して、「マンションの中に入るときは管理員に挨拶をして顔を覚えてもらってから入る」といったふうにしないといけません。ほんと、役人は管理人をなめています。バカにするな。

うちはオートロックなしですが、オートロックのマンションでは、1軒目は、玄関ホールのインターホンで呼び出してから、ロックを解除して中に入るのですが、それ以降は、各部屋の玄関に行ってから、部屋のドア横のインターホンを押して、「国勢調査です」と名乗るようです。

オートロックのマンションの住民は、インターホンが鳴ると、「相手は、今、玄関ホールにいるんだな」と普通思います。それが、「すでにマンションの中に入って、自分の部屋の前にいる」ということでびっくりするそうです。
普通は、「玄関ホールから中に入って、それからエレベーターに乗って・・・だから、ここまで来るのに1〜2分くらいはかかるよな。そのうちに着替えよう」 と思って対応しますが、部屋の前にいるもんだから、住民が着替えている間に、「なんで早く出てこないんだ」と、ピンポンを繰り返す人がいるそうで、「いき なり、部屋の前まで来るなよ」と怒っている人もいるそうです。

まあ、とにかく、早く調査が終わって欲しいです。
怪しいまがい者も来ないで欲しい。

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A「住宅の床面積の合計とは?」

3日前でしょうか? マンション住民から電話が来ました。

「管理人さん。うちのマンションの住宅の面積の合計って、何平米?」

「はあ? 急にそんなことを言われても。いますぐにはわかりません。ちょっと計算しますから時間を下さい。1時間したら、また、電話をかけてくれますか?」

こんな質問を受けたのは初めてなので、ちょっとあわてました。
まあ、でも、全世帯のそれぞれの床面積はわかっているので、それをもとに、合計を計算し、算出しました。頭が悪いので、けっこう疲れました。

その後電話が来て、マンションの総計面積をお伝えしました。その際に、
「でも、なんで、そんなことを聞くんですか?」とたずねると、
「国勢調査の紙に書いてあったのよ。他の人からは質問はなかったの?」
「いえ、初めてです」
「きっと、今から、質問が殺到すると思うから、ちゃんと答えなさいね」
「あ、はい、わかりました」

すると、予言どおり、その後、同じ質問が来るわ来るわ。あらかじめ計算しておいてよかったです。

「でも、なんで、こんなことを国勢調査で聞くんだろう? 個人じゃ答えられないような難しい質問なのに?」と、疑問に思い、国勢調査コールセンターへ電話をして聞いてみました。

回答は、「この設問は、マンション全体の”合計”という意味ではなく、お宅様が現在住んでおられる部屋の中の「寝室とか台所とかトイレとか、もろもろの”合計”という意味です」。

要するに、「101号室 面積55平米」といった場合の、「55平米」が回答だったわけで、全部の部屋(このマンションの場合は200を超える)の「合計」ではなかったのです。

勘違いでした。

でもなあ、その前の設問で「住宅の建て方? 共同住宅」となっているのに続いて、「住宅の床面積の合計(延べ床面積)?」っていう質問だと、「200室全室の合計」と勘違いする人、たくさんいるんじゃないの???

私はそう思う。事実、今までに8軒の住民から質問を受けています。

設問の文が悪いよ。「合計」が誤解のもと。

あ〜、また、バカな公務員のせいで、管理人が疲れる。トホホ。

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B何やってるんだ?

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手渡し用封筒を誤ってポストへ 各地で相次ぐ (毎日新聞)

 1日現在の世帯構成などを調べる国勢調査の調査票回収が同日始まった。今回から、調査員への手渡しに加え、郵送でも提出できるようになったのが大きな変 化だが、誤って手渡し用封筒をポストに投函(とうかん)するミスが各地で相次いでいることが分かった。切手を張らずに投函されたものもあるといい、総務省 は「初めての試みで、勘違いされる方がいるかもしれない」と、小型の郵送用封筒の使用を呼びかけている。

 同省などによると、国勢調査の調査票を調査員に手渡す場合は大きな封筒「調査書類収納封筒」を、郵送の場合は切手不要で小型の「調査票郵送提出用封筒」 を、それぞれ使用するルール。ただ、手渡し用封筒の下部には、連絡先として市区町村役場の住所が記載されており、これが間違いのもとになっているとみられ る。
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こういう、多くの人を対象とするものの場合、言葉は悪いけど、「どんなバカでもボケた老人でもわかるような平易で理解しやすい文章」にしないといけないんです。私は管理人を続けてきて、そういうことを痛感し、そういう技術を身につけてきました。

しかし、アホな公務員はわかってない。

無能だったら、管理人以下の給料で働きなさい。






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