管理人は超つらいよ
マンション管理最前線 部屋番号7804
しがらみ の有無 マンション管理への影響 |
私、「白神山地」は好きですが「しがらみ」は嫌いです。
今、日本は「総選挙中」で、学歴詐称の疑いのある、チャーリー浜に似たおばあさんが、「絶望の党」とか言う「バベルの塔」を作って、日本中を引っ掻き回しています。
その婆さんはやたらと「しがらみのない政治!」って絶叫してますが・・・・
「しがらみのない政治」と言いながら、「維新とは競合しない」「公明とは競合しない」「立憲民主には対抗する」「自分のお友達がいる選挙区には候補者を出さない」「自分の秘書を都民ワーストの代表にする」「その父親(強姦犯罪者)を立候補させる」「築地問題の諮問委員会の委員を立候補させる」などなど、「しがらみだらけ」の選挙戦を繰り広げています。
ほんと、「厚顔無恥」とはこういうことを言うんでしょう。まあ、女性だから「コーガン」はないけどね。
さて、マンション管理においても「しがらみ」というのがあります。
それは、「マンション分譲会社」と「管理会社」の関係が原因です。
普通、新築マンションができると、その分譲会社の子会社や傍系会社である「管理会社」が、自動的に、そのマンションの管理を請け負います。まあ、それが当然かと思います。
ただ、それにはいいことも悪いこともあって、私が思うに、「悪い事のほうが多い」と感じます。
具体的に言うと、「分譲会社にとって都合の悪いことにはふれない」ってこと。実際には「隠蔽」もやります。まあ、佐川理財局長みたいなもんですな。「知りません」「書類は消去しました」って、しらばっくれるのです。
マンション管理会社がこれをやったら、区分所有者が大きな被害を受けます。(モリカケで言えば、国民)
建築時にいろいろな瑕疵があって、それに管理会社が気がついても、住民が気が付かない限り、隠すことが多いです。ひどいところになると、「30年間隠しっぱなし」なんてのもあります。
まあ、組織ですから、仕方ない面もあります。親会社に都合の悪いことを、身分的に下位にある小会社の人間が指摘できるわけがないです。
もし、私が、そういった「分譲会社の系列の管理会社のスタッフで、いろいろなことを隠し続けないといけない立場」だったら、ストレスで辞めていると思います。
このマンションの場合、地元の中堅不動産会社が分譲し、地元の中堅建設会社を使って建てて、その不動産会社の小会社の管理会社が管理を開始したわけですが、不幸なことに、竣工の5年後に、不動産会社が倒産、そのあおりで建設会社も倒産、当然、管理会社も倒産で、そのために、「独立系」の当社が管理することになりました。当然、切り替えの際は、他の有力な管理会社も候補にあがったそうですが、管理組合の求める「激安管理委託費」に応えられる会社が当社しかなかったようです。
というわけで、うちの会社は、ほんと、このマンションに関しては「しがらみ」がありません。実際のところ、利益もほとんど出ないため、会社としては「いつ、辞めてもいい」と思っているようです。(だから、やる気がない)
さて、「しがらみがない」ということで、このマンションの建物に関する欠陥も、発見すればすぐにそのまま事実を管理組合に伝えています。
「ひどいですねえ、このマンション、***が++++になってますよ。こんな手抜き、よそじゃ考えられません。早急に部品を交換しないと火事になりますよ」なんてことをしょっちゅう言い続けてきたわけです。
まあ、「しがらみがないからなんでも言える」って面もありますが、いっぽうで、「建設時の手抜き工事の後始末の工事で手数料を稼ぐ」って面もあり、何か見つけると「直さないとだめですよ」って言ったのかもしれません。
とにかく、このマンションは住民が最悪で、管理人業務のストレスもものすごいのですが、上記のような「設備の不備」なんかに関して、「隠蔽しないといけない」「黙っていないといけない」というストレスがないだけ、まともな気がします。
「住民最悪」な上に、「親会社をかばうためにウソもつかないといけない」ってなったら、私なんか絶対に務まりません。
私なんか逆に、建物の不備に関して、「ここまでひどいのはありえないですよ!」と大声で言うことによって、ストレスを発散しているのかもしれません。そのため、住民から、「いちおう、私が住んでいるマンションだからさあ、そこまでひどいこと言わないでよ」って、たしなめられますけど。
そんなわけで、「管理会社が分譲会社の小会社」で、さらに、「大規模修繕工事は管理会社で実施する」なんてことになったら、大規模修繕工事の不備も隠さないといけなくなったりするわけで、現場の管理人はほんとかわいそうだと思います。良心のある人には務まりませんね。
私は個人的には「独立系で良かった」って思ってます。